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2015/11/26

イベント

第59回生活と環境全国大会の開催報告について

一般財団法人日本環境衛生センター主催により、平成27年10月20~10月22日、京都府京都市の京都テルサにて「第59回生活と環境全国大会」が開催された。本年は、「環境と安全・安心」をテーマに、延べ2,297名の方々に来場いただいた。

大会式典

 21日の午前中は、大会式典が行われ、当センター南川秀樹理事長が開会宣言を行い、奥村明雄大会長の挨拶では、「平成23年3月に発生した東日本大震災、今後発生が予測される南海トラフ地震等の大規模災害や本年も各地で発生した豪雨災害、また地球温暖化やグローバル化の進展の中で生じる生活環境分野の様々な問題を踏まえ、『環境と安全・安心』をメインテーマに企画した」と述べた。
 続き、来賓として深見正仁環境省大臣官房審議官、吉岡明男厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部生活衛生課課長補佐、山下晃正京都府副知事、足立裕一京都市環境政策局長にご臨席を賜り、祝辞を頂いた。
 この後、環境大臣表彰、厚生労働省医薬・生活衛生局長感謝状、第59回生活と環境全国大会長感謝状の贈呈が行われた。受賞者謝辞は京都府の水本美佳氏が述べ、最後に次期開催地として神奈川県の小林幸文資源循環推進課長が挨拶をされた。各受賞者数は下記の通り。
<環境大臣表彰>
平成27年度一般廃棄物関係事業功労者 16名
平成27年度生活環境改善功労者 33名
平成27年度生活環境改善模範地区 5地区
平成27年度廃棄物・浄化槽研究開発功労者 11名
<厚生労働省医薬・生活衛生局長感謝状> 72名
<第59回生活と環境全国大会長感謝状> 89名

大会式典の様子

大会行事

 式典に続き東京大学国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構長・教授の武内和彦氏の記念講演「エネルギー・環境・生態系を最適化する持続可能な地域づくり」が開催された。

武内氏による記念講演の様子

 また、午後には特別企画シンポジウム「大規模災害への備えを考える─災害廃棄物対策へのBCP/BCMの活用」が開催され、京都大学環境安全保健機構附属環境科学センター長の酒井伸一氏の基調講演「大規模災害と災害廃棄物対策について」、その後、酒井氏によるコーディネーターのもとに、災害廃棄物対策やBCP/BCMに関わるの行政、企業、学識者をパネリストにシンポジウムが行われ230名が参加した。

酒井氏による基調講演の様子   パネルディスカッションの様子

 同時に、全国環境衛生職員団体協議会(全環職)による環境衛生監視に関する「事例研究発表会」が行われた。発表会では全国から15題の事例報告がされ、参加者は164名であった。
 翌日は、公開講座「変わりゆく生活環境の古くて新しい衛生問題―感染症、食品衛生、衛生害虫に関して―」には100名、公開講座「時代のニーズに応える廃棄物処理―先進事例の紹介と実行可能な廃棄物処理―」には180名が来場し、公開講座「PM2.5の最近のトピックス」では50名が参加するなど、3講座が同時開催された。公開講座「時代のニーズに応える廃棄物処理」では、一般社団法人廃棄物処理施設技術管理協会の共催により4分野に分け廃棄物処理施設の管理運営に関する日頃の研究成果9題の発表が行われた。
 テルサホールロビーでは21日、22日の2日間、「生活と環境展示会」を併催し、地元の市民団体やプラントメーカー、行政等、15ブースにおいて活動報告や製品の紹介等がされ430名が来場した。

関連行事/併催行事

 20日の午後は、全国環境衛生・廃棄物関係課長会企画による公開シンポジウムが開催され、102名が参加した。また、同日、全国環境衛生・廃棄物関係課長会の部会及び総会が開催された。
 21日には、全環職の総会が開催され、総会会場では平成27年度会長感謝状贈呈が80名に、平成27年度優秀論文賞が12名に贈られた。同日、日本環境斎苑協会による「第29回全国火葬情報交換会」が開催され、講演や事例報告が行われ80名が参加した。

同時開催行事

 京都府の主催する行事として、21日には「京都グリーン購入ネットワーク 行事」、22日には「京都府産業廃棄物3R支援センター事例発表会」及び「主要都道府県産業廃棄物担当課長会議」が開催された。

次回開催について

開催予定地  :神奈川県川崎市
開催予定会場 :川崎市産業振興会館、ソリッドスクエア
開催予定日  :平成28年10月26日(水)~10月28日(金)