廃棄物処理技術検証事業

検証第8号 交付式 

廃棄物処理技術検証 第8号

 「ASB(土壌微生物活性化)システムによるし尿処理技術」
   クボタ環境サービス株式会社

平成26年6月19日、一般財団法人日本環境衛生センター東京談話室において、廃棄物処理技術検証事業の第8号となる「廃棄物処理技術検証結果書交付式」が行われました。交付式には、一般財団法人日本環境衛生センター奥村理事長、廃棄物処理技術検証委員会田中勝委員長(鳥取環境大学サステイナビリティ研究所所長)、申請者であるクボタ環境サービス株式会社門脇水処理事業部長が出席し、奥村理事長から「廃棄物処理技術検証結果書」が交付されました。

 検証を受けた「ASB(土壌微生物活性化)システムによるし尿処理技術」は、し尿処理の分野において、腐植物質と天然ミネラルを水処理系に供給することにより、主にBacillus属細菌を優占化することで、汚泥沈降性の改善、汚泥脱水性の向上、汚泥発生量の低減、臭気の抑制等を促進する技術です。

クボタ環境サービス(株)は、微生物群を利用して有機汚濁物質を分解、除去する優れた水処理方法である活性汚泥法の中でも、活性汚泥中のBacillus属細菌を優占化する技術に着目し、し尿処理分野へ適応できるよう従来の活性汚泥法に比べて有機性汚濁物質の分解・除去能の向上、汚泥発生量の低減、臭気の抑制などの効果を検証しました。

 本技術の検証は「廃棄物処理技術検証委員会」(委員長:田中 勝 鳥取環境大学サステイナビリティ研究所所長)により計5回の審査が行われました。平成26年5月20日の最終審査をもって検証が終了し、田中勝委員長から一般財団法人日本環境衛生センター奥村理事長に検証結果の報告が行われ、当日の交付式を迎えました。

検証第8号交付式の写真

検証結果書交付後の記念撮影