廃棄物処理技術検証事業

検証第10号 交付式 

廃棄物処理技術検証 第10号

「加水分解前処理を適用したメタンガス化システム」
 三菱重工業株式会社

 令和8年5月29日、一般財団法人日本環境衛生センター総局・東日本支局において、廃棄物処理技術検証事業の第10号となる「廃棄物処理技術検証結果書(加水分解前処理を適用したメタンガス化システム)交付式」が行われました。交付式には、一般財団法人日本環境衛生センター 南川理事長、申請者である三菱重工業株式会社 松尾理事、河内室長らが出席し、南川理事長から「廃棄物処理技術検証結果書」が交付されました。
 検証を受けた「加水分解前処理を適用したメタンガス化システム」は、加水分解(水熱)前処理を適用することにより、夾雑性の高い可燃ごみ等から厨芥、紙等のバイオマスを精度良く選別回収し、メタンガス化システムにおいて安定したバイオガスの回収を可能とすることで、脱炭素社会や資源循環型社会の構築に貢献可能な技術です。
 三菱重工業株式会社は、可燃ごみのような夾雑性の高い廃棄物と水蒸気との反応に基づく加水分解(水熱処理)技術を適用した前処理技術の開発を行い、可燃ごみを対象としてバイオマスの効率的な選別回収に適した反応条件(温度、処理時間等)と分離装置におけるバイオマス等の選別回収性能の特性評価等を実施し、新たなメタンガス化システム “AdBio🄬” の開発・実用化に取り組んでいます。

 本検証において、以下の技術の特徴を確認しました。
・メタンガス化に適したバイオマスの細粒化による高効率選別回収
・高効率選別回収によるバイオガス発生量の増大とメタン発酵プロセスの運転安定化
・脱水分離液循環による窒素濃度適正化と排水量の削減

 本検証は、本技術が廃棄物処理技術検証事業の審査基準を満足していること、並びに上記に示す本技術の特徴を確認したものです。
 本技術の検証は「廃棄物処理技術検証委員会(加水分解前処理を適用したメタンガス化システム)」(委員長:大門 裕之 豊橋技術科学大学教授)により計4回の審査が行われました。令和8年3月24日の最終審査をもって検証が終了し、当日の交付式を迎えました。
 


検証第9号交付式の写真

検証結果書交付後の記念撮影