受賞者コメント 入澤 大悟 (環境科学部 環境調査課)
研究の概要
本研究では、光化学オキシダント(Ox)の環境基準が⾒直されたことを踏まえ、新たな評価
基準に基づく達成状況の経年変化を解析しました。全国の常時監視測定局を対象に、短期基準・⻑期基準の達成率や短期基準達成⽇数割合を評価するとともに、測定局を短期濃度と⻑
期濃度の状況に応じた4類型に分類し、その変化を検討しました。
その結果、環境基準達成率に⼤きな改善はみられなかった⼀⽅で、短期基準達成⽇数割合は増加し、⾼濃度のOxが発⽣する地点は⼤幅に減少していました。これらの結果から、国内の
排出抑制対策が⾼濃度イベントの抑制に⼀定の効果をもたらしていることが⽰唆されました。
ポスター発表の工夫と今後の抱負
ポスターの作成に当たっては、4類型に分類した解析結果を⽤い、⽇本国内における光化学オキシダント濃度の変化や地域的な特徴を直感的に理解できるよう、わかりやすく伝える⼯夫を⼼掛けました。
関係者の皆様のご協⼒とご指導のおかげで、学⽣・若⼿研究者優秀発表賞をいただくことができました。⼼より感謝申し上げます。今後も多くのことを学びながら、センターの業務ならびに⼤気環境分野の調査研究に貢献してまいります。
今後の当センタ ーの取り組み
当センターでは、環境省等からの受託業務などを通じて得られた知⾒を、学会発表や学
術論⽂を通じて積極的に社会へ還元しております。今後も⼤気環境分野における調査研究活動を推進し、持続可能で安⼼・安全な⽣活環境
の保全と⾏政施策の推進に貢献してまいります。